Xone96の音量設定を間違えていた話

営業時、ピークタイムになるとしばしばDJミキサーのマスターボリュームを全開にして使っておりました。

これはXONE96にマスターのレベルメーターがないために、
全開にしても問題ないだろうという勝手な思い込みによるものでした。

最近ふとそこに疑問を感じ、ミキサーとアンプのボリュームの設定の仕方を間違えているような気がして下記の実験してみました。

実験内容

①まずマスターボリュームを全開にして、スピーカーのツイーター(高域)のみ再生してみる

②そのままマスターボリュームを7割くらいの位置に下げて、アンプのボリュームを徐々に上げてみる。

結果は以下の通り。

①は音が潰れてる感じがする。
②はアンプのボリュームを強めに上げても音が潰れずクリアな感じ。

マスターボリュームを全開にすると音質に悪影響なのが分かりました。(XONE96はそうですが、全てのDJミキサーがそうとは限りません)

この結果を踏まえて、
マスターボリューム7割を基準にアンプのボリュームつまみの設定をし直しましたら、アンプのレベルメーターがピークギリギリになっても音がキツく聞こえなくなって最高!

これまで高域がキツく感じていたのはこれが原因だったのか!と喚起しました。

インスタで先輩からコメント

「音が良くなりましたアピール」をするために、この実験の内容をインスタストーリーに投稿したところ、機材に詳しい方から

「ユニティゲインを勉強しろ」

とご指導頂きました。

当店の音響システムは怪しいケーブル屋のプロケーブルさんの推奨システムです。
プロケーブルさんの情報では0db管理という言葉は良く見かけていましたので「0dbあたりが最も音が良い」というなんとなくの知識はありましたが、ユニティゲインという言葉は初耳。

ユニティゲインについて調べてみると、アナログ機材を使っている身としては知らなかったことが恥ずかしいと思うような基礎知識でした..

アナログDJミキサーにはユニティゲインがある

ユニティゲインは音を劣化させずにスルーさせることができる0db位置のことで、入力と出力の両方に存在します。これをしっかり管理すれば一番音が良くなるということです。

DJミキサーの場合、入力の0db管理はチャンネルごとのTrimやGainといったノブで調整できますし、ほとんどの機材にレベルメーターがついているので簡単です。

XONE96のマニュアルにもちゃんと説明がなされています。興味ある方は以下をご覧ください。

では出力の0db管理はどうすれば良いか?基本的にはマスターのレベルメーターで管理することになるかと思いますが、

XONE96にはマスターのレベルメーターがありません

マニュアルにもマスターのつまみがLR MIXメーターディスプレイに影響を与えない。と書かれてますし、実際マスターのつまみを0にしても10にしてもメーターディスプレイは変化しません。

だからこれまでマスター全開でも問題ないのかな?となんとなく使ってましたが安易な考えでした。

マニュアルに書いてないけどXONE96にもユニティゲインがあるのです。ちゃんと調べたので次項で紹介します。

XONE96のユニティゲインを調査

まずXONE96にマスターボリュームの7だけ●で囲まれています。しかしマニュアルにはこの点に関しての説明が何もありません。

明らかに怪しい⑦の目盛り。ちゃんと説明書に書いてくれ!

そこで試しにYoutubeで「XONE96 UNITY GAIN」で調べたら欲しい情報が出てきました!

元の動画はコチラ。Xonedjofficialの動画なので間違いないです。

この情報を発見して全てがスッキリ!

今回のミキサー、アンプの設定が正しいことが確認できました。

聴感上も間違いなく気持ちよくなってるので最高!

ご教示頂きました宇宙牛ヒロアキさんと師匠のOMKTさんありがとうございました!

この流れで何とイベントやることに!

こんな投稿をストーリーにアップしていたことがヒロアキさん嬉しかったとのことで、バイブス上がって4月19日(土)にイベントやることになりました!

メタバースのClusterを活用した2部制の企画です。

第一部はインタビュー・実践形式でユニティゲインだったり、等ラウドネス曲線など音に関する専門的な話をCluster上でライブ配信。

第二部は第一部でリビートの音響にテコ入れしてそのままDJパーティーに突入しClusterでライブ配信。

Cluster初体験なので超楽しみ!Cluster未登録の方はぜひ以下から登録してご参加下さい!

https://cluster.mu

ClusterでのDJ配信盛り上がってるみたいです!